文書の過去の版を表示しています。
memo1
【令和最新版⚡】アーロンチェアのポスチャーフィットキットの個人輸入、費用は?やり方は?
弊宅には2018年に購入したアーロンチェアがある。貧乏なのでもちろん中古品。アーロンならどれでも一緒だろうと何も考えずに買ったら座面昇降機能だけの梅モデルで、ひじ掛けが固定なのだけはどうしても許せなくて、ランバーサポートタイプのフル機能モデルに買い替えたという、安物買いの銭失いな経緯がある。
何となくポスチャーフィットが気になってきたので交換することにした。コロナの在宅勤務で座ってる時間も前より長くなってるしね!ランバーサポートは経年で割れることが知られており、長い目で見ればポスチャーフィットの方が良いだろうし、ランバーサポートが健在な今なら、売っぱらってポスチャーフィット化費用の足しにもなるだろうし。
ハーマンミラーの国内工場で、正規品、中古品問わずポスチャーフィット化してくれるようだが、送料・手数料がぴえんでぱおんなのである。先達に従ってポスチャーフィットキットを個人輸入し、自分で取り付けることにする。
検索すると出てくる事例はいずれも古めの情報なので、最近のポスチャーフィットキット事情としてまとめておく。
キットの入手方法
2021年3月現在、ポスチャーフィットキットの入手は転送サービスを使って個人輸入するしかなさげ。以前は国内の業者が並行輸入したものを販売していたようだが、軒並み在庫切れとなっている。
キット自体は現行品で、アメリカ本国ではハーマンミラー公式直販でも売っているものの、日本から買うのは無理っぽい。クレカのBilling Addressが不正となり先に進めない。現地クレカしか使えないっぽい?PayPal対応ということにもなっているが、どう頑張ってもクレカ払いしか選べず完全なる無駄足に終わった。会員登録までしたのに!
残された道は再販業者(普通の販売店)からの購入となるが、残念ながら手ごろな送料で日本に直送してくれる販売店は見当たらなかった。
幸いAmazon.comマケプレで取扱があったため、お手軽かつ一定の安全性も担保されてると判断し、その業者から買うことにした。
転送サービスの利用
日本に送ってくれるマケプレ業者は少ないため、転送サービスを使うことになる。直送できても転送サービスの経由の方が安いパターンもあるので、この辺は臨機応変に対応する。
転送サービス業者選定のポイントは、オレゴン州の倉庫を使えるかどうか。
アメリカでは州によって売上税(消費税)がまちまちで、最大10%ほどになる。オレゴン州は0%のためオレゴン以外を選ぶ理由がない。売上税がかかる州の倉庫は、たいていサンフランシスコやカリフォルニアの倉庫だけど、日本までの送料が少し安かったり、配送時間が短かったりというメリットがあるにはある。ま、そんなものより、目先の金が大事なのさ~。
というわけで、今回はスピアネットを使った。
当初は使ったことのあるGooppingを使う気でいたけど、今はShipitoに吸収され肝心のオレゴン倉庫が月額会員じゃないと使えなくなったようなので、お役御免となった。
注文から到着まで
日本時間の3/13に注文し、3/26に受け取ることができた。ざっと2週間、可もなく不可もなく平均的なスピードかなと。
スピアネットは基本的に国際発送から国内配達まで一貫してヤマト運輸の取り扱いのことが多いようで、何となく安心感があった。到着までの詳細は下表のとおり。
| 日時(JTS) | 出来事 | 備考 |
|---|---|---|
| 3/13 00:52 | Amazon.comで注文 | |
| 3/13 01:59 | 業者から発送 | |
| ↓(輸送) | USPS | |
| 3/16 03:34 | スピアネットに到着 | |
| 3/18 07:26 | スピアネットから受領&内容確認連絡 | 荷物に内容の記載がなく判断が付かないとのことで、中身の確認連絡がきた。 |
| 3/18 | 発送依頼 | |
| 3/19 7:51 | 決済案内 | こちら側の問題で決済に失敗したため、再度、決済手続きをしてもらった。 |
| 3/19 12:55 | 決済案内(再) | |
| 3/19 13:00 | 支払い手続き | |
| 3/20 07:57 | 発送連絡 | |
| ↓(輸送) | ヤマト | |
| 3/26 11:18 | 自宅に到着 | |
ヤマトの履歴はこんな感じ。
| 現地日時 | 荷物状況 | 国・地域 |
|---|---|---|
| 3/19 11:10 | 輸出許可 | アメリカ (米国ヤマト運輸 ポートランド支店) |
| 3/20 13:30 | 出国 | |
| 3/24 17:03 | 到着 | 日本 (羽田国際小口支店) |
| 3/25 10:59 | 輸入許可 | |
| 3/25 16:13 | 発送 | |
| 3/26 05:14 | 配達店到着 | 日本 (最寄り配達店) |
| 3/26 05:14 | 配達中 | |
| 3/26 11:18 | 配達完了 |
かかった費用
ポスチャーフィットキットの個人輸入にかかった費用は下表のとおりで、商品代含めておよそ2万円となった。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| ポスチャーフィットキット代 | 108 USD | 米国内送料無料 |
| スピアネット費用 | 65 USD | |
| 内訳 (送料) | (42 USD) | |
| (転送手数料) | (9 USD) | |
| (同梱手数料) | (6 USD) | |
| (特別梱包手数料) | (8 USD) | |
| 小計 | 173 USD | 1ドル110円として19030円 |
| 国内消費税 | 700円 | 4400円からポスチャーフィットキット分を按分 |
| 合計 | 19730円 |
実際のところ、600ドルのSSDも同梱して転送したため、その分の手数料が含まれている。特別梱包のためか、えげつない量の梱包材が入ってて荷物サイズが大きくなった分も差し引くと、17000円くらいで収まるかも?
2014年頃はポスチャーフィットキットが80ドル程度だったのに加え、円高で結構安く変えたっぽい。このところ、あれよあれよと円安に振れてて怨めしい……。
感想
eBayなどで個人輸入は何度も行っているが、転送サービスを使ったのは今回で2度目、スピアネットは初めて使ったが明朗会計で値段相応の仕事をしっかりしてて好印象だった。何よりオレゴン倉庫が使えるのが嬉しい。やり取りは日本人スタッフと日本語で行えて楽だし、レスポンスも良いので今後も使っていくと思う。
いにしえのFreeBSDのRoot on ZFS構成をBoot Environment構成に変換する
試した環境
- FreeBSD 12.2-RELEASE
ファイルシステム構成の確認
FreeBSD 8時代のいにしえのRoot on ZFSなデータセット構成と、現在のBoot Environmentな構成を下表にまとめる。
| 従来のRoot on ZFS構成 | Boot Environment構成 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| NAME | mount point | can mount | comp- ression | NAME | mount point | can mount | comp- ression | atime | exec | set uid |
| zroot | none | on | off | zroot | /zroot | on | lz4 (L) | off (L) | on | on |
| zroot/ROOT | / | on | lz4 | zroot/ROOT | none | on | lz4 (i) | off (i) | on | on |
| zroot/ROOT/default | / | noauto (L) | lz4 (i) | off (i) | on | on | ||||
| zroot/ROOT/tmp | /tmp | on | lz4 | zroot/tmp | /tmp | on | lz4 (i) | off (i) | on (L) | off (L) |
| zroot/ROOT/usr | /usr | on | lz4 | zroot/usr | /usr | off (L) | lz4 (i) | off (i) | on | on |
| zroot/ROOT/usr/include | /usr/include | on | gzip-9 | |||||||
| (home用の別プールをマウント) | /usr/home | zroot/usr/home | /usr/home | on | lz4 (i) | off (i) | on | on | ||
| zroot/ROOT/usr/ports | /usr/ports | on | gzip-9 | zroot/usr/ports | /usr/ports | on | lz4 (i) | off (i) | on | off (L) |
| zroot/ROOT/usr/ports/distfiles | /usr/ports/distfiles | on | off | |||||||
| zroot/ROOT/usr/ports/packages | /usr/ports/packages | on | off | |||||||
| zroot/ROOT/usr/src | /usr/src | on | gzip-9 | zroot/usr/src | /usr/src | on | lz4 (i) | off (i) | on | on |
| zroot/ROOT/var | /var | off | off | zroot/var | /var | off (L) | lz4 (i) | off (i) | on | on |
| zroot/var/audit | /var/audit | on | lz4 (i) | off (i) | off (L) | off (L) | ||||
| zroot/ROOT/var/crash | /var/crash | on | gzip-9 | zroot/var/crash | /var/crash | on | lz4 (i) | off (i) | off (L) | off (L) |
| zroot/ROOT/var/db | /var/db | on | off | |||||||
| zroot/ROOT/var/db/pkg | /var/db/pkg | on | gzip-9 | |||||||
| zroot/ROOT/var/empty | /var/empty | on | off | |||||||
| zroot/ROOT/var/log | /var/log | on | gzip-9 | zroot/var/log | /var/log | on | lz4 (i) | off (i) | off (L) | off (L) |
| zroot/ROOT/var/mail | /var/mail | on | gzip-9 | zroot/var/mail | /var/mail | on | lz4 (i) | on (L) | on | on |
| zroot/ROOT/var/run | /var/run | on | off | |||||||
| zroot/ROOT/var/tmp | /var/tmp | on | off | zroot/var/tmp | /var/tmp | on | lz4 (i) | off (i) | on | off (L) |
- プロパティの凡例
- (L) … SOURCEがlocal(自ファイルシステムで明示的に設定された値)
- (i) … SOURCEがinherited from … (親ファイルシステムから継承した値)
- 無印 … SOURCEがdefault
- “従来のRoot on ZFS構成”の方は省略
- 灰色の項目は当方の独自構成
いにしえ構成とBoot Environment構成のzroot/ROOTは名前が一緒なだけで、意味するところは明確に違うので混同に注意。前者は“ルートディレクトリのルート”、後者は“Boot Environmentでルートディレクトリ(/)となるデータセット置き場”のニュアンスである。
なお、いにしえ構成でROOTを噛ませているのは「トップレベルにデータセットを1つ作り、その下に他のデータセットを置くべし」という教えに従ったため。トップレベルに直接ファイルを置いたり、複数のファイルシステムがあると、スナップショットやzfs send/redvの取り扱いが少し面倒なため、こうした言い伝えがある。
今回のBoot Environemt化にあたっては、教えを無視して公式構成に準拠することとする。
Boot Environmentでは、zroot/ROOT以下に複数のシステム用データセットが格納でき、起動スプラッシュで選択した環境がファイルシステムの/となってシステムが起動する。標準のシステムはzroot/ROOT/defaultとなる。カーネル起動後、zroot/usrやzroot/tmpなどのzroot/ROOTと同列にあるデータセットがmountpointプロパティに従いマウントされることで、OSが想定するファイルシステム構造が出来上がるという仕掛けになっている。
注意すべきはcanmountプロパティがnoのデータセットたち。FreeBSD 12.2-RELEASE時点で該当するのは、zroot/usrとzroot/varである。
子データセットのcanmountはonなのに親がoffというのは一見不思議だが、なんて事はない、親は子供のための単なる“コンテナ”としての存在に過ぎない。逆に言うと、/usrの実体は各々のBoot Environmentに存在するため、zroot/usrがマウントされると都合が悪い。下表のように、同じ/usrでもパスによって格納先のデータセットが変わってくるため、移行作業では気を付ける必要がある。
| ファイルパス | ZFS的格納場所 |
|---|---|
| /usr/bin/sh | zroot/ROOT/defaultデータセット直下のusrディレクトリ内のbinディレクトリのshファイル |
| /usr/ports/UPDATING | zroot/usr/portsデータセット直下に配置されているUPDATINGファイル |
以上をふまえ、下記の手順で移行を試みる。
- 独自データセットの解消
- Boot Environment環境にないデータセットの解消
- Boot Environment環境の構築
- 既存環境とBE環境を差し替える
要はzpoolのデータセット構成をBoot Environment構成に合わせ、適切なデータセットに適切にファイルを移動すれば晴れてBE環境になる、ハズ。
手順
独自データセットの解消
Boot Environment構成になく、かつ旧Root on ZFSの公式構成にもない、自分が勝手に切り分けたデータセットを解消する。上表でいう所のzroot/ROOT/usr/includeである。
解消と大層な言葉を使ってみたものの、単にincludeがzroot/usrの1フォルダとなるようファイルをコピーするだけ。
# rsync -aX /usr/include/ /usr/include2 # diff -r /usr/include /usr/include2 # zfs destroy zroot/ROOT/usr/include # mv /usr/include2 /usr/include
/usr/homeも独自構成ではあるが、BE環境には影響しないので特に何もしない。
rsyncを使っているのは念のため拡張属性もコピーしときたいから。特に気にしなければcpでおkだし、基本的には気にする必要もない。
Boot Environment環境にないデータセットの解消
Boot Environment構成にない旧Root on ZFS構成のデータセットを解消する。作業内容は独自データセットの解消と同じで、対象は次のとおり。
- zroot/ROOT/usr/ports/distfiles
- zroot/ROOT/usr/ports/packages
- zroot/ROOT/var/db
- zroot/ROOT/var/db/pkg
- zroot/ROOT/var/empty
- zroot/ROOT/var/run
稼働中のシステムで/varをこねくり回すのは怖いので、FreeBSDのインストーラのシェル(Live環境)で作業する方が安全だろう。というわけで、今後のコマンド例はLive環境を想定している。
普通にzpool importするとLive環境の/に上書きマウントされてしまうので、-Rオプションでルートを指定してマウントすべし。
# mkdir /tmp/altroot # zpool import -R /tmp/altroot zroot # LD_LIBRARY_PATH=/tmp/altroot/usr/local/lib /tmp/altroot/usr/local/bin/rsync -aX ... # zfs destroy ...
この作業を終えた時点で、zrootのデータセット構成がBoot Environemtの構成と同一になっていることが重要。
旧Root on ZFS環境のマウントポイントの補正
後続の処理のため、旧Root on ZFS環境の各マウントポイントをzroot/ROOTから継承した設定に変更する。
具体的にはmountpointのSOURCEがinherited from zroot/ROOT/~となるようにする。
# zfs inherit mountpoint zroot/ROOT/tmp zroot/ROOT/usr zroot/ROOT/var
旧Root on ZFS環境はzroot/ROOT以下に全てが収まっているので、これをいったんROOT2として退避する。こうすれば旧環境を温存したままBE環境を構築できる算段。
一旦プールをエクスポートし、自動マウントはせずに再度インポートする。
# zpool export zroot # zpool import -N -R /tmp/altroot zroot
既存環境をリネーム
# zfs rename zroot/ROOT zroot/ROOT2 <code> 既存環境のルートのマウントポイントを変更しマウント。ここで先に行った補正が活きてくる。始祖データセットのマウントポイントの変更だけで、子データセットのマウントポイントを一気に変えることができる。 <code> # zfs set mountpoint=/ROOT2 zroot/ROOT2 # zfs mount -a
Boot Environment環境の構築
Boot Environment用のデータセットを作る。
zfs create -o mountpoint=none zroot/ROOT zfs create -o mountpoint=/ -o canmount=noauto zroot/ROOT/default zfs create -o mountpoint=/tmp -o exec=on -o setuid=off zroot/tmp zfs create -o mountpoint=/usr -o canmount=off zroot/usr zfs create -o mountpoint=/usr/ports -o setuid=off zroot/usr/ports zfs create -o mountpoint=/usr/src zroot/usr/src zfs create -o mountpoint=/var -o canmount=off zroot/var zfs create -o mountpoint=/var/audit -o exec=off -o setuid=off zroot/var/audit zfs create -o mountpoint=/var/crash -o exec=off -o setuid=off zroot/var/crash zfs create -o mountpoint=/var/log -o exec=off -o setuid=off zroot/var/log zfs create -o mountpoint=/var/mail -o atime=on zroot/var/mail zfs create -o mountpoint=/var/tmp -o setuid=off zroot/var/tmp <code> zroot/ROOT/defaultを手動でマウント <code> zfs mount zroot/ROOT/default